2018年4月のCL準決勝1stレグのローマ戦で右膝の靱帯を損傷してしまい、長期離脱を強いられたチェンボこと、アレックス・オックスレイド・チェンバレン。
長期間、試合に出れない彼を何とか励ましたい、遠い日本にも多くのファンがいて、彼の復帰を待ち望んでいる事をどうにかして伝えたい。
こういった思いから、我々リバプール・サポータズクラブ日本支部では、様々な方にご協力頂き千羽鶴を作成しました。
後に画像も出てきますが、千羽鶴用ではない普通の折り紙で作成した千羽鶴はかなり巨大で、どなたかに運んでもらうにもスーツケースを余分に1つ持って行ってもらわないとならないくらいだったので、郵送で届けようか迷っていたところ、ちょうど会員の佐川さんがリバプールに試合を見に行くということだったので、リバプールまで運んでもらいクラブに届けてもらう事になりました。
渡英した翌日にロンドン・ユーストン駅から始発電車でリバプールに向かうという強行日程だったにもかかわらず、無事にクラブが指定した時間どおりにリバプールに到着した佐川さんは、なんとサプライズでチェンボ本人に会うことができました。
そして、多くの方々のご協力で完成した千羽鶴は、佐川さんの手からから直接チェンボに渡されました。
今回は当時の様子を、佐川さん本人に作成してもらった文章で振り返ります。
それでは早速どうぞ。
目次
【導入編】
【リバプール街編】
【メルウッド前編】
【メルウッド後編】
【まとめ】
【導入編】
こちらの記事では、2018年に企画し実行された、チェンバレンに千羽鶴を届けるプロジェクトのクライマックスについてレビューいたします。
企画内容に関しましてはこちらの記事を御覧ください。
https://www.liverpoolsc.jp/posts/4883496
作成された千羽鶴が空を飛び、実際にチェンバレンの手元に届くまでを、届けた張本人がレビューいたします。
【リバプール街編】
企画されていた日は、2018年11月6日でした。
日本で千羽鶴を受け取り、スーツケースに詰めて飛行機に乗り、11月6日の朝にリバプールに到着いたしました。
打ち合わせのためリバプールのオフィスに集合すると、「千羽鶴は自分の手でチェンバレンに渡すこと」がサプライズで伝えられました。そのときに初めて、自分がチェンバレンに会うことを知ったのです。
前日に散髪しておいた自分を褒めました。
サプライズの序章として、リバプールのオフィスにありますLFCTVのスタジオを見学させていただきました。
オフィスをぐるっと案内していただいた後は、アンフィールドに向かいました。
そこでアンフィールドを見学する時間をいただきました。
【メルウッド前編】
アンフィールドを満喫した後は、リバプールのトップチームの練習場であるメルウッドに連れて行っていただきました。
以前は、出待ちをして選手監督からサインが貰える場所でしたが、現在は出待ちしても選手は対応しないことになっており、一般の方は入場もできません。
メルウッドに入場すると、まずは他のキャンペーンで集められた世界のサポーターとともに、レジェンドであるロビー・ファウラーのトークセッションに参加させていただきました。
さらにその後、監督、選手全員と触れ合える機会をいただきました。
選手たちは屋内ウォーミングアップを終え、屋外トレーニングに向かう動線で対応してくださいました。
監督選手とともに優しく対応してくださいました。
写真はその中から抜粋して、モレノ、フィルミーノ、サラーと撮ったものを掲載いたします。
選手たちはその後、屋外トレーニングに向かい、サポーターたちにもトレーニングの前半が公開されました。
選手たちがペアを組んでパスを交換していて、そのペアの組み合わせを見ているのが楽しかったです。
10分ほどでトレーンング公開は終了しました。
そしてこの後自分だけもう一度建物の中に案内されました。ついにその時を迎えます。
【メルウッド後編】
建物内でスタッフの方と会話をしていると、後ろからいきなりチェンバレンが表れました。
自分は突然のことにあまりに驚きました。
そしてチェンバレンと会話をしながら、千羽鶴をお披露目しようとします。
しかし、あまりの千羽鶴の大きさに手こずっていました。
すると、上の画像のようにチェンバレンは当然のように手伝ってくれました。彼の人の良さがにじみ出ていました。
チェンバレンは千羽鶴について、どれぐらいの人達が作ってくれたか、どれくらいの期間がかかったか、そもそも千羽鶴にはどんな意味があるのかなどをしきりに質問してくれました。
また、
「長期離脱中にもかかわらず、世界のファンがこんなにも自分のことを気にかけてくれることが嬉しい。トレーニングの励みになる。」
「ぜひこの千羽鶴は自宅に飾りたい」
といったことを言っていました。
以上のような会話をして、チェンバレンは大切に千羽鶴を持って帰ってくれました。
そして、日本のサポーターに向けて感謝のメッセージを、チェンバレンのシャツに書いてくださいました。そしてそれをプレゼントしてくださいました。
現在、そのシャツは東京の恵比寿の「PUBLIC HOUSE EPILOGUE」さん、というパブに飾ってあります。
【まとめ】
今回の企画は日本のリバプールサポーターすべての方々の協力でできました。日本中のすべての方々に感謝いたします。
そして、日本からでもリバプールとつながっているということを、このキャンペーンを思い出すたびに実感していただけたら嬉しいです。
また、チェンバレンが1年の時を経てついに復帰しました。彼の今後のますますの活躍と、リバプールの反映を祈りましてこのレビューを終わりたいと思います。
ご精読ありがとうございました。
佐川さんがチェンボから貰ったユニフォームは、現在PUBLIC HOUSE EPILOGUEさんでこの様に飾ってもらっています👇
【佐川さんがアンフィールドでファウラーと一緒にサッカーした記事はこちら】
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