江波戸雄一

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「チェンバレンに千羽鶴を渡してきました」

2018年4月のCL準決勝1stレグのローマ戦で右膝の靱帯を損傷してしまい、長期離脱を強いられたチェンボこと、アレックス・オックスレイド・チェンバレン。長期間、試合に出れない彼を何とか励ましたい、遠い日本にも多くのファンがいて、彼の復帰を待ち望んでいる事をどうにかして伝えたい。こういった思いから、我々リバプール・サポータズクラブ日本支部では、様々な方にご協力頂き千羽鶴を作成しました。後に画像も出てきますが、千羽鶴用ではない普通の折り紙で作成した千羽鶴はかなり巨大で、どなたかに運んでもらうにもスーツケースを余分に1つ持って行ってもらわないとならないくらいだったので、郵送で届けようか迷っていたところ、ちょうど会員の佐川さんがリバプールに試合を見に行くということだったので、リバプールまで運んでもらいクラブに届けてもらう事になりました。渡英した翌日にロンドン・ユーストン駅から始発電車でリバプールに向かうという強行日程だったにもかかわらず、無事にクラブが指定した時間どおりにリバプールに到着した佐川さんは、なんとサプライズでチェンボ本人に会うことができました。そして、多くの方々のご協力で完成した千羽鶴は、佐川さんの手からから直接チェンボに渡されました。今回は当時の様子を、佐川さん本人に作成してもらった文章で振り返ります。それでは早速どうぞ。

【独占インタビュー】「アンフィールドでファウラーさんとサッカーしてきました」

先日、リバプールのスポンサーの一つであるマレーシア航空のキャンペーン「Take me to Anfield」に当選し、アカデミーの練習場でファウラーやマカリスターと練習、更にはアンフィールドで試合もしてきた、佐川さんと河本さんにインタビューさせていただきました。非常に熱心なことで知られる東南アジアのサポーターと、寝食はもちろんアンフィールでサッカーをしてきたお二人。どんなことを感じられたのか、少しでもその様子が伝われば幸いです。LSCJ(以下L) 今回のキャンペーンのことをどこで知りましたか?佐川さん(以下S)LSCJのFBページです。河本さん(以下K)FBとゴール.comのアプリで知りました。L: 佐川さんは、恵比寿での観戦会の時に、動画投稿の締め切りギリギリに石井さんに強引に撮影させられたんですよね(笑)。河本さんはお家の立派な門?に向かって、キレイなシュートを決められた動画でしたね。ちなみに、リバプール(アンフィールド)に行かれたのは何回目でしたか?S: 5回目です。K: 初めて行きました。笑L: いつから何をきっかけにリバプールのファンになられたのかを教えてください。S: 11年前、スポーツショップに行ってかっこいいユニフォームを選んで買ってもらいました。後から調べたらそれがリバプールでした。K: 2004/2005年CLの強さ、決勝での奇跡の優勝をきっかけに好きになりました。L: 2006年だと、まだ胸スポンサーがカールズバーグの時ですね。私もイスタンブールの奇跡には感動させられました!一緒に参加した他の国のファンたちと、交流したりして一体感は生まれましたか?S: 一日中一緒にいたから、国籍関係なくみんな友達になれました。キャンペーンが終わった今でもグループチャットで連絡を取っています。※佐川さんは英語が堪能です。K: 自分は英語がしゃべれず、交流は終始なかなか出来ませんでした。連体感も生まれないかと思っていましたが、皆が共通でレッズファン、サッカーファンなので、連体感は意外とすぐに生まれました。L: やはり言葉と同じか、それ以上に「リバプールが好き」という気持ちが大事なんですね。最終的には仲良くなれたとのことですが、最初にマレーシアでほかの国のファンたちに会って練習をしたとき、どんな気持ちでしたか?S: 言語も英語だし、マレーシア人はマレー語を多用するし、仲良くなれるか心配でした。K: 自分はフットサルしかやったことがなく、まずサッカーの練習が初めてだったので、言語を理解した上で練習がちゃんとできるか心配でした。誠実にプレーすることを意識しました。L: その後、リバプールに渡って、まずはカービー(Kirkby)のリバプール・アカデミーのグラウンドへ行って練習したんですよね? この時はどんな気持ちでしたか?S: 数年後には、トップチームの練習場もこのカービーに移ると聞いています。また、来季からはジェラードがアカデミーのチームの監督になりますし、一般人は絶対に入れない場所です。こうした理由で、カービーのグラウンドは神聖な場所だと感じていましたし、自分もリバプールファミリーになったことを実感しました。※現在、クラブはトップチームの練習場を、メルウッドからカービーに移転する計画を立てています。K: 現役のプロサッカー選手ですら、こんな凄いアカデミーでプレーした人は数少ないと感じ、誇らしい気持ちでした。L: アカデミーの様子も聞きたいところですが、話を先に進めさせてもらいます。その後、いよいよアンフィールドでプレーしたわけですよね。ピッチに立ったとき、どんな気持ちでしたか?S: 何度もスタジアムツアーや観戦で目の前にしていたピッチですが、なんとも自分のものになったような気分でした。ピッチに寝転がって、ひたすらコロコロ転がって移動してました笑。L: 一緒に行かれた方の中にも、寝っ転がっている写真を撮られている方がいましたね(笑)。K: ピッチに立った時から鳥肌が立ちっぱなしで、入場後並んでYNWAを聴いた時、涙が出そうでした。L: アンフィールドのピッチに立ってYNWAを聞くなんて・・・。続いて、試合について伺います。参加者はファウラー・チームとマカリスター・チームに分けられて、佐川さんはマカリスター・チーム、河本さんはファウラー・チーム。