【必読】試合日に注意したいこと

1.  持ち込めるバッグの大きさはA5サイズ以下


21/22シーズンから、アンフィールドで観戦するときには大きなバッグを持ち込めなくなりました。

クラブ公式SNSなどでは上のように「NO BAGS」と書かれていますが、下のようなクラブ公式サイトの記事には持ち込み可能なバッグのサイズが「Small handheld bag which does not exceed A5 size (148.5 x 210 mm/5.8 x 8.3 inches)」と記載されいます。

A5サイズ以下の小さいバッグなら持ち込み可能ということです。


ですが、実際には、入口の係員によって基準が異なったり、甘い係員と厳しい係員がいます。


A5サイズより大きいバッグでも大目に見てくれる甘い係員がいる一方で、A5サイズのバッグなのに中に入っているもののせいで少し膨らんでいると「NO!」と言う厳しい係員もいるのです。係員はA5サイズの紙を持っていて、その紙をバッグにあてがって「この紙からはみ出しているからダメです」と言われます。


私自身、21/22シーズンに持ち込むことができたA5サイズのバッグが、22/23シーズンに観戦に行った時はダメだと言われました。同じバッグなのにです。「このバッグは昨年は持ち込めましたよ!」と事実を伝えましたが、その係員はそれでもダメだと言い張りました。数分間押し問答をすることになりました。最終的にはその係員が他の係員と話をし、その別の係員が許可してくれました。ですが、別の係員も厳しい人だったら私のバッグは持ち込めなかったでしょう。


というわけですので、「A5サイズ以下のバッグならOK」というルールはあるものの、A5サイズのバッグでも持ち込めないこともあります。A5サイズ以上のバッグなのに持ち込めたらラッキー、A5サイズ以下のバッグなのに持ち込めなかったらアンラッキーだったと思ってください。


また、クラブ公式サイトの記事には持ち込めるものとして、「LFC superstore clear carrier bag containing superstore purchases only」という記述があります。クラブストアで買い物した物は、ストアの袋ごと(ビニールの透明な袋のみ)持ち込みが可能ということです。


そのため、ストアの袋の中にA5サイズ以上のバッグを入れておいたら持ち込めたという方もいらっしゃいます。ですが、クラブ公式サイトの記事には「ストアの袋の中のものはストアで購入したもののみOK」と書かれていますから、ストアの袋の中も検査して、ストアで買ったもの以外のものが入っていたらダメだという係員がいる可能性もあります。


ですから、バッグと同様に、ストアの袋の中に買った物以外のもの(A5サイズ以上のバッグなど)を入れていたのに持ち込めたらラッキー、持ち込めなかったらアンラッキーと考えてください。


アンフィールドにはコインロッカーはありません。また、以前は荷物の預かり所もありませんでした。


ですが最近は、LFCファウンデーションが試合日限定で荷物の預かり所を用意しています。


試合日の荷物の預かり所はその日によって違います。上の記事では「For this match it will be located at the Museum and Tours entrance on Paisley Square.」とある通り、荷物の預かり所の場所は「スタジアムツアーの受付がある入口付近」と記載されています。


ですが、別の試合の前にクラブ公式サイトにアップされた記事では、「the Kopから徒歩5分のところ(住所は Christ Church, 157 Hartnup Street, L5 1UW)に、LFCファウンデーションが運営する荷物の預かり場があります」と記載されています。

というわけで、日によって荷物の預かり所は異なるようですので、試合日の少し前にクラブ公式サイトにアップされる「Important information for fans attending matches at Anfield」という記事をよく見てください。金額は以下の通り。


小さなバッグは1つ£5。

大きなバッグやスーツケースは1つ£10。

支払いはカードのみで現金は使えません。

売り上げはLFCファウンデーションへの寄付となります。


キックオフ3時間前から試合終了後1時間後まで営業しているそうです。


持ち込めない荷物は預かってもらえるとはいえ、上記の通り、有料です。また、試合が終わってから預けた荷物を受け取りに行くと、その分時間をロスしてしまいます。試合後は、なるべく早くシティセンター行きのバスの列に並ばないとバス待ちの列がすごく長くなってしまい、バスに乗れるまでにかなり時間がかかってしまいますから、そのような時間のロスはなるべく避けたいものです。


上記の通りですので、スーツケースや大きなバッグは、ホテルに置いてくることをお勧めします。ほとんどのホテルは、チェックアウトした後でもチェックインする前でも、宿泊客であれば無料で荷物を預かってくれます(宿泊しない人の荷物は預かってくれません)。


また、リバプール・ライム・ストリート駅構内のチケットオフィスの向かいには荷物の預かり所(Left Luggage)があります。場所や営業時間などの詳細は下の記事をご覧ください。



2.  一眼レフはNG、500mm以下の透明のペットボトルはOK、折りたたみ傘もOK


以前はアンフィールドには一眼レフカメラのような大きなカメラも持ち込むことができたのですが、現在は禁止されています。


下の「持ち込み可能なもの」の画像には、「小さなコンパクトカメラ」ならOKとあります。


どれくらいの大きさのカメラなら「小さなコンパクトカメラ」の扱いになるのかは、正直わかりません。バッグと同様に、係員によって基準が異なる可能性もあります。ですから、バッグと同様に、持ち込めたらラッキー、持ち込めなかったらアンラッキーだと考えてください。持ち込めなかった場合は上記の荷物の預かり所に預けてください。


また、下の「7」でもご説明させていただいているように、試合中にスマホやカメラで写真を撮るのは控えてください。


ペットボトルは500ml以下の中身が見える透明のボトルに入っているもので栓をすることができるものならOK。500ml以上のものはNG。


雨の日でも長い傘はスタジアムに持ち込めません。


折り畳み傘ならOKなので、雨が降っていたら折り畳み傘をさしてスタジアムに向かってください。


スタジアムに向かう時に雨が降っていなくても、帰る頃には降っているかもしれませんから、A5サイズのバッグに入る折り畳み傘を持参することをお勧めします。


A5サイズのバッグの中に、折りたたんでしまえるエコバッグかクラブストアの袋を入れておくこともお勧めします。


ホスピタリティで観戦すると、当日マッチデイプログラムをもらえるのですが、マッチデイプログラムのサイズはB5くらいなので、A5サイズのバッグに入りません。そうなると、マッチデイプログラムを手に持ったまま観戦し、持って帰ってくることになるので、雨が降っていたりすると少し厄介です。


というわけで、B5サイズのマッチデイプログラムを入れられる大きさのエコバッグをA5サイズのバッグに入れておくことをお勧めします。


スタジアムに持ち込めるものと持ち込めないものについては下の画像の通りです。

上の画像にあるもの以外で、OLSC Japanからクラブに問い合わせた結果、「持ち込み禁止」と言われたものの中には次のようなものもあります。


・双眼鏡

・自撮り棒


皆さんご自身が持ち込めるものと持ち込めないものをクラブに問い合わせていただいても大丈夫です。X(旧Twitter)の@LFCHelpはわりとすぐに回答してくれるので、ぜひ気軽に質問してください。双眼鏡や自撮り棒が持ち込めるかどうかという質問も、X(旧Twitter)で@LFCHelpに質問しました。@LFCHelpはチケットに関する情報や試合日に注意すべきことなどの情報も流していますので、@LFCHelpがツイートしたら通知されるようにして設定しておくといいでしょう(私はしています)。



3.  売店で現金が使えません


21/22シーズンから、アンフィールドでは試合日にコンコースの売店では現金が使えなくなりました。


クレジットカードや国際プリペイドカードを持参するのを忘れないようにしてください。



4.  スタジアムには早めに行きましょう


スタジアムにはなるべく早く到着するようにしてください。最低でもキックオフ2時間前頃には到着するように行くことをお勧めします。


キックオフ時間近くになると、バスも道路も混雑するため、到着が遅れてキックオフに間に合わないこともあります。


ホスピタリティ・パッケージを利用するなら、食事をする時間も考えて、キックオフ3時間前頃にはアンフィールドに到着するように行くのがお勧めです。


早めに行って、スタジアムの周りにたくさん出ている非公式グッズを売る露店を見るのも楽しいものです(スタジアム周辺の露店の中にはクレジットカードが使えず現金のみの店もあります)。


また、キックオフ90分前には選手たちを乗せたチームバスがアンフィールドに入ってくるので、バスを出迎えるのも楽しいでしょう(ただしバスはスモークガラスなので選手たちの姿を見ることはできません)。チームバスはアンフィールドロードから入ってきて、アンフィールド・ロード・スタンドとメインスタンドの角あたりにあるバス入場口へと入って行きます。


キックオフ45分前にはキーパーがウォームアップを始め、キックオフ30分前にはフィールドプレイヤーたちがウォームアップを始めるので、それまでにはスタンドに座っていられるようにするといいでしょう。


選手たちがウォームアップをしているときは、自分の席からではなく、スタンドの一番前まで行って見ても大丈夫です。ウォームアップの様子は、写真やビデオで撮影してSNSにアップしても大丈夫です(試合中に撮影した動画をSNSにアップするのは禁止されています)。



5.  一度スタジアムの中に入ったら、他のスタンドには移動できません


アンフィールドには4つのスタンドがあり(the Kop、メインスタンド、アンフィールド・ロード・スタンド、サー・ケニー・ダルグリッシュ・スタンド)、各スタンドへの入口はそれぞれのスタンドにあります。一度スタジアムの中に入ったら、スタジアムの中から他のスタンドに移動することはできないため、入口を間違えないようにしてください。どの入口から入るかは、チケットの「ENTRANCE」というところに記載されている2文字のアルファベットを見るとわかります。もしどの入口から入るかわからない場合は、近くにいるスタジアムの係員にチケットを見せて聞いてください。



6. 再入場はできません

一度スタジアムに入った後、試合が終わる前にスタジアムを出てしまうと、再入場はできないので気をつけてください。



7.  試合中の写真や動画の撮影は控えてください(SNSにアップするのは禁止)


試合中(キックオフの笛が鳴ってから試合終了の笛が鳴るまで)に撮影した動画をSNSにアップするのは、放送局の権利を侵害するため禁止されています。試合中に写真や動画を撮影すること自体は禁止されてはいないのですが、現地のファンは試合中に海外のファンが写真や動画を撮っているのを見るのを嫌います。彼らは試合を「観る」ためではなく、選手たちと一緒に「戦う」ためにスタジアムに来ています。そのため、試合中にスマホで写真や動画を撮っていると、「写真なんか撮ってないで一緒に戦えよ!」と怒られることもあります。


とくに前のほうの席だとテレビに映ることがあるため、SNSには「今日もホスピタリティの席のファンが試合中に写真を撮っていた。試合中はチャントを歌って一緒に戦ってほしい」という投稿が増え、ホスピタリティを利用する海外のファンが批判されてしまいます。


そのようなことを避けるため、試合中の写真や動画の撮影は控えてください。


現地のファンのGillさんからはこんなアドバイスをいただいています。

「試合前にスタンドやフラッグやファンを撮ったり、時にはゴールセレブレーションをパッと撮るのはいいと思います。ですが、プレー中は撮らないでください。試合中でも許される撮影は、abuse(不当な扱いや暴言)を目撃したときにその証拠を残すための撮影だけです」


Gillさんもおっしゃっている通り、試合前や試合後の撮影はOKです。キックオフ前にウォームアップしている選手たちの様子や、試合が終わってから選手たちや監督がスタンドのファンに挨拶している様子などは、撮影しても大丈夫です。また、試合前と試合後の写真や動画なら、SNSにアップしても大丈夫です。



8. マッチデイマフラー(half-and-half scarf)は着用しないほうが無難


スタジアム周辺の露店には、マフラー(イギリス英語ではscarf)の半分に対戦相手のチーム名がプリントされているマッチデイマフラー(half-and-half scarf)がたくさん売られています。

ですが、現地のファンはこのマッチデイマフラーを嫌います。「アンフィールド内で対戦相手の名前が入っているものを身につけるなんてとんでもない!」と彼らは言います。また、現地のファンの目には、マッチデイマフラーは観光地で売っている土産物のように映るため、マッチデイマフラーを身につけていると、「観光客気分で試合を観に来たんだな」と思うようです。


そのため、マッチデイマフラーを記念に買うのは全く問題ないのですが、現地のファンがいるところで着用するのは控えていただいたほうがいいでしょう。


プレミアリーグの試合のマッチデイマフラーは、クラブストアでは売っていません(公式のマッチデイマフラーはないということです)。そのため、マッチデイマフラーを買いたい場合はスタジアム周辺やシティセンターの露店で買ってください。


UEFA主催の試合(CL/EL)に関しては、クラブストアでUEFA公式のマッチデイマフラーを売っていることがあるので、UEFA主催の試合(CL/EL)のを観に行かれた場合は、ぜひクラブストアも覗いてみてください。UEFA公式のマッチデイマフラーが買えるかもしれせん。



9.  フードバンクへの寄付やヒルズボロの慰霊碑への参拝のお願い


試合日に余裕がある方は、フードバンクへの食品の寄付や、ヒルズボロの慰霊碑への参拝もぜひお願いします。


フードバンクへの食品の寄付については、下の記事で詳しくご説明させていただいています。

ヒルズボロの慰霊碑は、メインスタンドの外壁の一角にあります。事前に花を買って行って献花される方も大勢いらっしゃいますが、慰霊碑の前に行って、亡くなった97名の方のことを思いながら手を合わせるだけでも十分です。慰霊碑の写真は撮っても大丈夫です。


10. 「The Sun」という新聞は買わない


試合日翌日には現地の新聞を買いたい方もいらっしゃると思います。その場合は有名な地元紙「Liverpool Echo」を買ってください。


「The Sun」という新聞だけは買わないように気をつけてください。その理由については下の記事をご覧ください。

下の記事では、「The Sun」の虚偽報道によって「ヒルズボロの悲劇」の生存者たちがいかに苦しんできたかを当事者が語ったYouTubeの内容をご紹介しています。

また、下の記事では、ユルゲン・クロップ監督が「ヒルズボロの悲劇」や「The Sun」についてどう語っているかもご紹介しています。



現地観戦情報用「LINEオープンチャット」


チケットの買い方や現地観戦に関する情報交換ができるLINEオープンチャットがありますのでぜひご参加ください。


チケットや現地観戦に関するご質問もこちらのオープンチャット内でお願いします。


ご質問される前に、まずは当サイトの「現地観戦ガイド」のページと「チケットの買い方」のページにある記事を全て読んでからご質問ください。


また、オープンチャットに参加されましたら、ノートに張ってある2本の動画(「現地観戦講座2022(リバプール)1. チケット編」と「現地観戦講座2023(リバプール)2. 移動&ホテル編」)をご覧ください。


チケットに関しては、クラブが販売しているチケットとクラブの正規代理店が販売しているチケットに関するご質問にしかお答えできませんのでご理解いただけましたら幸いです。

リバプール・サポーターズクラブ日本支部(LSC Japan / OLSC Japan)

リバプール・サポーターズクラブ日本支部(LSCJ:Liverpool Supporter Club Japan)の公式サイトです。

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