1. リバプール・ライム・ストリート駅には荷物の預かり所がある
試合日にはA5以下のサイズのバッグしかスタジアムに持ち込めないため、スーツケースなど大きい荷物はホテルに置いてくる必要があります。ほとんどのホテルはチェックアウトした後でも荷物を預かってくれますが、リバプール・ライム・ストリート駅の中には荷物の預かり所(Left Luggage)があるので、場合によっては利用してもいいでしょう。
営業時間は以下の通り。
・月曜日〜木曜日: 7:00〜21:00
・金曜日〜日曜日: 7:00〜23:00
リバプール・ライム・ストリート駅でプラットフォームを背にし、一番大きい出入口の方を見ると、出入口のすぐ右隣にある「LEFT LUGGAGE」と書かれているところが荷物の預かりじょです。右隣には「M」のマークのマージーレールのプラットホームに続く下りエスカレーターがあります。
光ってよく見えなくて恐縮ですが、
・3時間までなら荷物1つにつき£7.50
・24時間までなら荷物1つにつき12.50
と書かれています。
試合後にロンドンに移動するのはあまりお勧めしませんが(試合日もリバプールに宿を取るのがお勧めです)、どうしても試合後に移動しなければならず、試合後ホテルに寄らずにライム・ストリート駅に直行したい…という場合などは利用するといいでしょう。
また、ロンドン・ユーストン駅、ロンドン・パディントン駅、ロンドン・ビクトリア駅といったロンドンの大きな鉄道の駅にも荷物の預かり所があります。
ロンドン・ユーストン駅には16のプラットホームがあるのですが、プラットホームの方を見て、一番右側に1番ホームがあり、左に行くに従って、大きい番号のプラットホームが並んでいます。一番左が16番ホームです。
下の2枚の写真は、ロンドン・ユーストン駅でプラットホームの方を見て撮った写真です。右から9番ホーム、10番ホーム、11番ホームの番号が写っています。
ロンドン・ユーストン駅の荷物の預かり所は、プラットホームの方を見て一番左の奥の左手にあるので、一番左にある16番ホームの方へ進んで行くと…
左手にあります。
営業時間と料金については、下の2枚の写真をご覧ください。
リバプールからロンドンに戻ってきて、フライトの前に少し時間があるからロンドンを観光したい…というような場合に利用するといいでしょう。
ちなみに、ロンドン・ユーストン駅で、プラットホームを見て一番右側(1番ホームがあるところ)まで行くと、右手にお手洗いがあります。以前は有料でしたが、今は無料なので気軽に利用でき、比較的きれいです。
2. マッチデイマフラー
リバプールと対戦相手のクラブ名が入っているマフラーを見たことがあると思います。
日本では「マッチデイマフラー」と呼んでいますが、英語では「half-and-half scarf」と言います。
プレミアリーグの試合の「マッチデイマフラー」はクラブストアでは売っていません。CLやELの試合の「マッチデイマフラー」は、UEFA公式ものをリバプールのクラブストアで売っていることもあります。
プレミアリーグの試合の「マッチデイマフラー」は、シティセンターに出ている露店(ウィリアムソン・スクエアやリバプール・ワンの目立つところに出ています)や、試合日にアンフィールド周辺に出ている露店でしか売っていません。
ただし、現地のファンは「マッチデイマフラー」が嫌いなことで有名です。「対戦相手の名前が入っているものを身につけたり掲げたりすることなどあり得ない」のだそうです。
ですので、「マッチデイマフラー」を買ったら、首から下げたりせず、すぐにバッグにしまうことをお勧めします。また、試合時にアンフィールドでYNWAを歌いながら掲げるマフラーは、「マッチデイマフラー」じゃない方が無難です。現地のファンは、「マッチデイマフラー」は見たくないのだそうです。
Twitterで「half and half scarf」で検索すると、「half and half scarfを買ったり身につけたり掲げたりするのはやめてください」とツイートししている現地のファンがたくさんいます。
If you see anyone wearing a Half and Half scarf, ask them to put them away, and say "why would you wear a scarf of a team whose fans call is Murderers"@TheFanzine1 pic.twitter.com/xuQuSkxCp0
— LFCBurnsey207 (@LFCBurnsey) March 5, 2023
Stunned at the number of LFC “supporters” attending this game proudly sporting Man U half and half scarves. Tourists and occasional fans are more then welcome here …. But wearing a United scarf just shows you don’t understand the Clubs history and tradition. Support YOUR club! pic.twitter.com/neHvG36RIt
— Chris Martin (@safaribrit) March 5, 2023
「お土産として買ってくれるのは大歓迎だけど、対戦相手の名前が入っているマフラーなど身につけないでほしい。クラブの歴史と伝統を理解してほしい」と言っています。
3. 治安
「イギリスの治安はどうですか?」というご質問をよくいただきます。ヨーロッパの他の国と比べると、イギリスは比較的治安の良い国だと言っていいでしょう。とはいえ、日本と同じ感覚でいるとスリや盗難の被害ににあいかねません。
ファストフード店やカフェで席を取るときに、席にバッグやスマホは絶対置かないようにしてください。注文を終えて席に戻ってきたときにはなくなっている可能性が高いです。席を取るときは上着や盗まれても構わないエコバッグなどを置くのがいいでしょう。
また、ロンドンの地下鉄や駅構内のエスカレーターでスリにあったという話も聞きます。地下鉄やエスカレーターに乗るときは、リュックは背負ったままにはせず、前に抱えて持つようにしたほうがいいでしょう。
観光客と警察官を装った強盗の被害も報告されています。ロンドン・ユーストン駅近くに多いそうなのですが、まず、観光客を装った人が「ユーストン駅はどっちですか?」のように道を聞いてくるそうです。
話していると、そこへ警察官を装った人がやってきて、「財布を見せてください」と言ってくるそうです。
観光客を装った人(警察官を装った人とグル)が素直に財布を見せるため、自分も同じように財布を見せることになってしまうそうで、財布は返してくれるそうなのですが、あとで財布を見たら現金やカードが抜き取られていた…ということがあるそうです。
実際に私の親しい友人もこの強盗の被害にあっています。
このような強盗の対策として、現金(日本円でもいいでしょう)を少しだけ入れた財布を別に用意しておくといいかもしれません。警官を装った人にはその予備の財布を見せれば少ない被害で済むかもしれません。
リバプールでスリや強盗にあったという話は聞いたことはありませんが、ファストフード店やカフェでの席取りには上着や盗まれても構わないエコバッグを使うようにしてください。
リバプールは、強盗や殺人といった犯罪が多い街なので、夜、人通りの少ない道を1人で歩かなければならないときは気をつけてください。
試合後、アンフィールドからバス停までの道にはファンがたくさん歩いているので、暗くなっていても心配はありません。
気をつけたいのは、夜の試合の後、バスでシティセンターに戻ってきたときに、バスを降りてからホテルまで1人で歩かなければならないときです。
バスを降りるのはライム・ストリート駅の近くなので、ライム・ストリート駅から近いホテルに泊まっている方が安心です。
もしくは、夜道を1人で歩かないで済むように、誰かと一緒に現地観戦に行くか、オープンチャットなどで事前に同じ試合を観る人を探しておいて、現地で一緒に行動するといいでしょう。
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